Vtuberよりも前、ニコニコの技術系生主を探索する
2018/02/09 加筆修正
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先日バーチャルユーチューバーの年表を書いた筆者です。
のらきゃっと氏の事件をきっかけに、彼女について詳しく調べる過程で、
ニコニコで活動している技術系生主(今ならVtuberと呼ばれるかも)に強い興味をもちました。
今回はその技術系生主たちについて探索してみます。
みゅみゅ
2014年ごろからニコ生で活動をしていました。
当時の内容はKinectという機器を利用して、自分の動きを初音ミクに連動させた雑談放送。
VR空間内で動く今のスタイルになったのは2016年ごろ。
とりすーぷ
VRを利用して結月ゆかりの「コスプレ」をする、ゆかりごっこを2017年2月ごろから始めました。
おっさんがVRを利用して美少女になることを「TSVR」と命名。
春風リリン
2017年4月ごろからニコ生で活動していました。
バーチャルアイドルちゃんねる(VIC) の主宰。
ねこます
「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」として知られる人物。のじゃロリおじさんとして活動しはじめたのは2017年11月ですが、
それ以前(2015年6月ごろ)からlive2Dやblender、unityに関する動画を投稿していました。
のじゃロリおじさんになる以前にみゅみゅ氏の生放送に出演したことがある。
のらきゃっと
2017年4月ごろからニコ生で活動しはじめました。YouTubeでも活動開始したのは、Vtuberブームの訪れた2017年12月下旬です。
ときのそら氏とは師弟の関係。
↓は最初期ののらきゃっと氏
おわりに
キズナアイ氏がYouTubeに登場し、ときのそら氏がまだ開発デモに出ていた時代に、
ニコニコにはVR技術を使って活動している人々のコミュニティが存在した、ということが
筆者にとっては純粋な驚きです。
現在のVtuber人口爆発も、彼らの存在あっての出来事ではないでしょうか。
また、昨今のVtuberブームで少々勘違いした人が生主たちの放送になだれ込んでいるのは残念なことです。
彼らは生主であって、「バーチャルユーチューバー」ではありません。
*1:彼女の提唱する「人類バーチャル美少女計画」はここから影響を受けているかも?